紅花ノ邨 (双葉文庫 さ 19-28 居眠り磐音江戸双紙 26)佐伯泰英 ¥ 680 通常24時間以内に発送 ★★★ |
紅花ノ邨 (双葉文庫 さ ... | |
| 坂崎でも佐々木でも、どっちでも良いじゃないか。 胸の透くような活躍と思わず涙ぐむ人情とを読ませてくれればさ。 と、呟かずにはいられない一冊だった。 山形の地理や特産の紅花に関する知識に触れることはでき、興味深くはある。 盤音の包平がひらりひらりと舞う闘いのシーンも、ある。 会所が意外と人情に篤いという話題も、好きではある。 けれども、筋書きがマンネリ化しているし、メインの話の展開の途中に 多くの登場人物が少しだけ出てきて近況報告をしていく書き方に、 物足らなさを感じずにいられなかった。 それに山形まで行って盤音と奈緒が相変わらず対話するのに対面しない、 という描写に「今さら何を勿体ぶってるんだろう?」という気にさせられた。 どうにも不自然極まりない、のである。 第1巻から続けざまに起こる事件の不自然さは許容できたが、 おこんとの祝言以降の展開の不自然さは、許容しかねるものがある。 不自然な印象の要因は、1冊に色々な素材や要素を盛り込み過ぎるところに無いだろうか。 マンネリ化した土台を隠すためにだろうか?と、斜に構えて見たくなる。 こうした描写方法を、底の浅い作風、と、言い換... | ||
赤穂浪士〈下巻〉 (新潮文庫)大仏次郎 ¥ 900 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
赤穂浪士〈下巻〉 (新潮文... | |
| 物語は、周知の結末に向けて徐々に流れを速め、クライマックスの討ち入りに向けて滔々と流れていきます。 その流れを導いていた内蔵助はほぼ流されることなく屹立し続けますが(あと天真爛漫な堀部安兵衛など)、肉親のしがらみや恋心に心ならずも囚われ、討ち入りから漏れてしまう浪士たち、巨大な流れに自らの心を見失い虚無に生きる架空の人々の姿は、「英雄」となった人たちの雄雄しさとは異なる哀切となって物語に深い陰翳を与えます。 また、吉良側について、褒賞も名誉も無い戦いに命を捨てる上杉側の武士たちの覚悟と哀しさ。 大石も含め、歴史群像の一人一人が、我々に身近な「人間」として語りかけてくるようです。 それにしても、討ち入りの場面、最大漏らさぬ、それでいて読む者を圧倒する描写、そしてラスト、堀田隼人の運命・・・見事の一言です。赤穂浪士四十七士の行った敵討ちは今でも日本人の心を揺さぶり続けている。「国家の品格」で言われるところの武士道とはまさに赤穂浪士によってもたらされた精神だろう。赤穂浪士の物語がいつの時代になっても繰り返し語られてゆくのは、彼らが目指したものがその「武士道」という哲学にあったからだと... | ||
赤穂浪士〈上巻〉 (新潮文庫)大仏次郎 ¥ 900 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
赤穂浪士〈上巻〉 (新潮文... | |
| 緻密な考証と揺るぎない筆致で、歴史群像を描かせれば今なお巨星と言える筆者の「忠臣蔵」。期待しないわけにはいきません。そしてその期待は裏切られません。 「忠臣蔵」としての解釈は、執筆当時としては当然ながら、オーソドックスそのものです。 吉良=開明君主あるいは吉良邸討ち入り=当時の幕閣の陰謀・使嗾説、あるいは大石達はとある藩に召抱えられることを期待して討ち入りしたetc...などの「新説」「新解釈」は全くなく、吉良はあくまで小心・強欲の老人であり、大石は苦悩しながらも亡主への想いを胸に抱き戦い続ける旧き時代の「武士」です。 そして、新奇な他の「新説・忠臣蔵」など寄せ付けない圧倒的な迫力と細密な描写で読者をぐいぐい引き込んでいきます。オリジナルの登場人物も無理なく物語りに溶け込み、実在の人物と織りあわされる糸のように「忠臣蔵」世界を彩っていきます。 ひとつ申し上げなければならないのは、オーソドックスな忠臣蔵ではあっても、決して凡庸な忠臣蔵ではない、ということです。大石も含め、浪士たちは多くは迷い、日々の人生に鼻面を引き回され、それでもなお首を昂然と持ち上げて高い視線を保とうとしています... | ||
出刃小桧山博 ¥ 1,365 通常24時間以内に発送 |
出刃 | |
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指物師 菊次 (新風舎文庫)峩僧 ¥ 630¥ 283 |
指物師 菊次 (新風舎文庫) | |
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飛びゆく彼方―高杉晋作独歩登天の志を決す中山佳英 ¥ 1,155 通常3〜5週間以内に発送 |
飛びゆく彼方―高杉晋作独歩... | |
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白黒騒動興膳克彦 ¥ 1,260 |
白黒騒動 | |
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皇帝ナポレオン〈下〉 (角川文庫)藤本ひとみ ¥ 820 通常24時間以内に発送 |
皇帝ナポレオン〈下〉 (角... | |
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武神の階〈下〉 (角川文庫)津本陽 ¥ 620 通常24時間以内に発送 |
武神の階〈下〉 (角川文庫) | |
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大奥―OH!OKU (角川文庫)浅野妙子 ¥ 420 通常24時間以内に発送 |
大奥―OH!OKU (角川... | |
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皇帝ナポレオン〈上〉 (角川文庫)藤本ひとみ ¥ 900 通常24時間以内発送 |
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武神の階〈上〉 (角川文庫)津本陽 ¥ 660 通常24時間以内に発送 |
武神の階〈上〉 (角川文庫) | |
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たがね 天眼通お蔦父娘捕物ばなし (ベスト時代文庫)木村友馨 ¥ 650 通常24時間以内に発送 |
たがね 天眼通お蔦父娘捕物... | |
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闇夜の花 橋詰ちょうちん裁き帖 (ベスト時代文庫)飯野笙子 ¥ 710 通常3〜5週間以内に発送 |
闇夜の花 橋詰ちょうちん裁... | |
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大江戸闇手裏剣 千乃介淫画帖 (ベスト時代文庫)風間九郎 ¥ 690 通常24時間以内に発送 |
大江戸闇手裏剣 千乃介淫画... | |
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不忍の竜次捕物帳 (廣済堂文庫)西川秀司 ¥ 630 通常3〜5週間以内に発送 |
不忍の竜次捕物帳 (廣済堂... | |
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権兵衛はまだか くらがり同心裁許帳9 (ベスト時代文庫)井川香四郎 ¥ 650 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
権兵衛はまだか くらがり同... | |
| 短編連作集。本作は4編収録。あと味のよい時代小説だと思う。 八代将軍吉宗の時代、南町奉行所の同心角野忠兵衛が主人公。その役職は「永尋書留役」(ながたずねかきとめやく)。どんな仕事かといえばいわゆる迷宮入りしてしまった事件を地道に捜査するというもの。地味だし、お世辞にもエリート職とはいいがたい。忠兵衛自身も仕事より趣味の釣りのほうが熱心。そしてどうも出世しそうにないところも物語を面白くしている。 表題「権兵衛はまだか」は犬とその飼い主で元悪徳医師のお話。降りかかる災難を権兵衛が救う。また忠兵衛の恋人詩織が、この本では一風変わった商売をしている。犬の散歩代行と江戸版トリマーだ。犬好きな時代小説ファンなら見逃せないかも知れない。 とりわけよかったのが「菖蒲侍」。ぼんくらだバカだと罵られても、困っている人を助けずにおれない鹿児島の下級武士、善佐衛門が何年もかかって育て上げた菖蒲の花を、病床にある将軍の母君に届ける旅をするお話。人情味があってホロリと泣かせるいい話だった。 | ||
地蔵橋の女 (隠密廻り無明情話)稲葉稔 ¥ 630 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
地蔵橋の女 (隠密廻り無明... | |
| 世の中何が悪で何が善なのか、つくづく考えさせられるのがこの本である。 この時代は「不倫」をすると打ち首であったらしい。その法を現代に持ってきたら、どのくらいの人が残れるだろうか・・・・と、意地悪く考えてみたりする。 その打ち首にならないように「黙っていてやるよ」という優しい(?)武士が前田ニ三郎である。しかし、当然“黙り賃”は必要だ。前田はこうやって巻き上げた金を、貧しい人たちに施していたりする。ある日、脅かした男が逆上して襲いかかり、前田はこの男を斬ってしまう。 この事件を追うのは神谷善之助である。今回善之助が追う事件は他にもある。“親殺し”の茂吉を探し、その為に久五郎に逆恨みで命を狙われ、地蔵橋で歌う気がおかしい女の話も持ち込まれる。超多忙な売れっ子だ。 この一見バラバラの事件が、最後に終結してくるところが「うまい!」。 その上、おつたさんと所帯を持つ話もシリーズごとに進んでいるから、なんだか非常に楽しさが盛りだくさんなのだ! | ||
木戸の闇同心 (大江戸番太郎事件帳)喜安幸夫 ¥ 650 通常24時間以内に発送 |
木戸の闇同心 (大江戸番太... | |
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夜の牙 (八丁堀つむじ風)和久田正明 ¥ 650 通常24時間以内に発送 |
夜の牙 (八丁堀つむじ風) | |
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