歴史・時代小説1

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水滸伝〈3〉輪舞の章 (集英社文庫) (集英社文庫)
女々しい男、楊志ですが戦となればさすが惚れ惚れするほど、冷静で思い切りもよくて文庫版 三国志完結セット 全13巻+読本の豪傑達を彷彿とさせてくれます。孤児の楊令との再会シーンでは、静かにこみ上げて......
飛竜伝 宋の太祖 趙匡胤
中国の戦国史のひとこまを描いた作品であるとすれば、そうしたものを読み慣れた読者なら、当然期待する趣というものがあると思う。おそらくこの本を読んだ人は、その期待を裏切られることになるだろう。もちろん......
血涙〈上〉―新楊家将
前作の楊家将も史実(楊家将演技では無いです)との違いに戸惑いながら読んでいましたが、今回は更に史実からは離れてしまっています。歴史小説という見方をすれば曲げて欲しくなかった部分もあるので、そこが少し......
血涙〈下〉―新楊家将
記憶喪失の四郎が、記憶を取り戻すまでが 非常におもしろかったです。 負けを許されない楊家のプライドが美しい。 記憶を取り戻した後の四郎は、かっこいいのですが かっこよすぎる気もします。 オリジナル......
秋月に香る―恋風吉原 (徳間文庫)
『吉原恋風 花菖蒲の宵』の続編になります。前作がとても面白かったので、新作の発売を知りすぐ購入しました。 登場人物の対話シーンが豊富で、前作に比べテンポが各段と良くて読みやすく、前作のシリーズもあ......
伊達政宗 (人物文庫)
舞台は家督を相続して2年後から朝鮮の役ごろ、関白秀次の反の共謀の疑いをかけられてそれを晴らすまでを描いています。 幼少期にかかった疱瘡で顔が崩れ、母親の愛情や家臣の気持ちが弟・小次郎へと傾いていたが......
高坂弾正―謙信の前に立ちはだかった凛々しき智将 (PHP文庫)
有名だけど地味な扱いをされがちな、春日虎綱の生涯を描いた歴史小説。 有名なのに目立った武功がわからず、実際どんな人だったのか知りたくて買いました。 もちろんこれは史書ではないので、大雑把に「大体こん......
水滸伝〈2〉替天の章 (集英社文庫) (集英社文庫)
読者にとっては史進の初陣であるのに何か物足りない。史進が強すぎるのか、官軍が弱すぎるのか。晁蓋、阮小五、魯智深、史進、朱武という顔ぶれにもかかわらず、交わされる会話もほとんどない。目的が公孫勝の救......
闇の左大臣―石上朝巨麻呂 (集英社文庫)
時代小説はあまり読まないのだけれど、ミステリアスなタイトルに惹 かれて買いました。 若い時のずば抜けた体力と狡猾さを併せ持った麻呂も、年をとって、 体力も衰え、性格も穏やかになった麻呂も共に好きです......
赤穂浪士〈上巻〉 (新潮文庫)
緻密な考証と揺るぎない筆致で、歴史群像を描かせれば今なお巨星と言える筆者の「忠臣蔵」。期待しないわけにはいきません。そしてその期待は裏切られません。 「忠臣蔵」としての解釈は、執筆当時としては当然......
赤穂浪士〈下巻〉 (新潮文庫)
物語は、周知の結末に向けて徐々に流れを速め、クライマックスの討ち入りに向けて滔々と流れていきます。 その流れを導いていた内蔵助はほぼ流されることなく屹立し続けますが(あと天真爛漫な堀部安兵衛など)......
地蔵橋の女 (隠密廻り無明情話)
世の中何が悪で何が善なのか、つくづく考えさせられるのがこの本である。 この時代は「不倫」をすると打ち首であったらしい。その法を現代に持ってきたら、どのくらいの人が残れるだろうか・・・・と、意地悪く考......
権兵衛はまだか くらがり同心裁許帳9 (ベスト時代文庫)
短編連作集。本作は4編収録。あと味のよい時代小説だと思う。 八代将軍吉宗の時代、南町奉行所の同心角野忠兵衛が主公。その役職は「永尋書留役」(ながたずねかきとめやく)。どんな仕事かといえばいわゆる迷......
野望〈上〉―信濃戦雲録 第1部 (祥伝社文庫)
井沢元彦の歴史観に惹かれてこの本を買うと、正直戸惑うと思います。 非常に内容のしっかりとした歴史小説だからです。 面白いのは、「逆説の日本史」の中では、井沢氏は武田信玄をして「天下統一 と言うよう......
野望〈下〉―信濃戦雲録 第1部 (祥伝社文庫)
小笠原攻めから駿河制圧までを描く。 山本勘助が天才的に描かれすぎていないだろうか。 井沢氏は『天皇になろうとした将軍』で日本史の中で戦略家というのは、楠木正成、信長、秀吉、家康ぐらいだと書いているが......
孤剣乱斬―闇を斬る (徳間文庫)
シリーズを読み終わってみて、 面白く無くはなかったけれど、面白かった!!とも言いがたい読後感でした。 この巻にきての、かの人との立会いが…なんだかなぁっていう気もしました。 必要だったのだろうか?......
中原の虹 第二巻
西太后と光緒帝の最期。 相変わらず結構面白い。 ========= 戦では死を怖れた者から死ぬのだ。 西太后 「どこの国でも、世界地図の中心は自分の国。つまり、地球はおのおのの国の主観と利欲によ......
無頼の絵師―公事宿事件書留帳〈11〉 (幻冬舎文庫)
人気シリーズだけあって、作品が短く端的にまとまっていて読みやすいです。しかし、なんというか読後感が軽い。どれもプロローグがとても謎めいていて読者をひっぱり、つい読まされてしまうのですが、いずれも事件......
邪宗<交代寄合伊那衆異聞> (講談社文庫)
幕臣である藤之助が幕府の決まりに逆らっている隠れきりしたんを無条件で助けるのは、おかしいし、同じ幕臣であるきりしたん狩りの役人を平然と撃ったり斬ったりするのも、おかしい。ただ漠然と戦うのではなく、心......
凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)
うぽっぽ同心十手綴りシリーズの4冊目。本書では時代設定も安永年間から約30年後と明確になり、著者の江戸の町の構想が筆に伝わるようになった。描写が細かくなり、風情が今まで以上に感じられる。濫作時代小......
無言殺剣 妖気の山路 (中公文庫)
前作をみ、年内に続編が出ればいいな、と思っていたら もう書店に並んでました。謎が少しずつ明かされながら えっ、ここで 終わりぃ〜 つづきが待ち遠しくなりました。...
女利き屋蛸六―東海道中竿栗毛 (学研M文庫)
しかも釣り放題、呑み放題、抱き放題で、600円ちょっとのツアー。これを読まずして何を読む! 「兆し屋萬次」シリーズで多くの時代小説ファンをうならせた雑賀俊一郎先生、待望の最新刊がついに出ました。釣り......
剣客商売〈7〉隠れ蓑 (新潮文庫)
池波先生の筆も、最高潮になり、状況描写は冴え渡る一冊になっています。 とりわけ、本編では登場人物の人智を超えた心の機微、あり方が絶妙な筆致で 描かれていると思います。表題作「隠れ蓑」での何十年にも......
剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫)
池波さんの本は面白くて、それこそ1冊読み終わるのは読者にとって、それこそ、 「あっ・・・」 という間ですが、気付くと丑の刻だった、なんて事は、彼の読者であれば一度や二度はご体験している事と存じ......
剣客商売〈5〉白い鬼 (新潮文庫)
小兵衛、大治郎ともに素晴らしい剣の達人でありながら、心が高潔で柔らかく、まさに理想の男達ではないでしょうか。いまどきの主人公達のように不自然にかっこいいということがありません。人間の目指すべき姿が、......
火の国の城 下 新装版 文春文庫 い 4-79
豊臣秀吉亡き後の家康の天下平定までを名忍者・丹波大介と於蝶の活躍を通して描く。人情は忍者には無用、しかし大介は人間と忍者の狭間で己のありかたを問う。大介の義理堅く人間的な面とが読み手を引き込ませる。......
火の国の城 上 新装版 文春文庫 い 4-78
忍びものと武将の小説はある意味で設定が自由なため、史実に過大な歪曲が無ければ無条件に面白い。本書もその中の一冊といって良い。そういう意味で池波氏の戦国小説はどれをとっても面白い。歴史小説127作品目......
梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安〈7〉 (講談社文庫)
あの世で描かれているであろうこの作品の続を読ませて欲しい。 この作品は、主人公梅安が「因果応報」なのか「業」なのか「老い」なのか「潮時」なのか いずれにせよ終末を予感し始めたところで筆が絶えていま......
梅安影法師―仕掛人・藤枝梅安〈6〉 (講談社文庫)
時代小説を読むようになったのはいつ頃からだろうか? 最も古い記憶では、司馬遼太郎の「竜馬が行」だったと思う。 その後、時代小説の面白さに魅せられていろいろと読んでみました。 池波さんに名前は知って......
梅安乱れ雲―仕掛人・藤枝梅安〈5〉 (講談社文庫)
冒頭から、梅安、十五郎、白子屋の放つ刺客の動向が複雑に交錯し、 目が離せない。後半の伊佐蔵の仕掛けの動静には息詰るものがある。 あくまでもじっくりと濃密に描かれる仕掛けの世界。何度読んでも 面白い。......
梅安蟻地獄―仕掛人・藤枝梅安〈2〉 (講談社文庫)
シリーズ第二弾。 旅道中のエピソードが多かった前作に変わって、品川を舞台に 描かれている。音羽の半ェ門、小杉十五郎も登場し、梅安シリーズ の役者が揃った本作。仕掛けの内容も、阿部主税之助等、シリーズ......
梅安最合傘―仕掛人・藤枝梅安〈3〉 (講談社文庫)
日本文学をほとんど読まない私が久々に手にしたのが「梅安シリーズ」。なぜかというと、留学中に日本語に飢えていた時に、友人が忘れていった一冊だったのです。日本語の行間の美しさ、言葉の含みの多さ、言葉の響......
殺しの四人―仕掛人・藤枝梅安〈1〉 (講談社文庫)
この冒頭の一篇こそ、池波正太郎文学の最高峰だと考えている自分は少し偏屈でしょうか?作者曰く「当初シリーズ化するつもりはなかった…存外の好評を受けビックリした」…本作品を和製ハードボイルドと位置付ける......
鬼平犯科帳〈24〉特別長篇 誘拐 (文春文庫)
この巻の最後迄を、マーロウの最終巻の様に、誰かが最後迄続けて書く事を望むんだろうか。例えばそんな企画があったとして、作家の方は光栄だろうけど大変だ。心ある作家さんなら、「是非もないこと・・・」と断......
忍者丹波大介 (角川文庫)
敵の忍者に恋をして、甲賀の頭領さえも裏切り全てを敵に回した男、丹波大介。己の信じる道を進み、生きるために武将たちさえも利用する。一人信じる者のためだけに技を使うことを決心するが……。秀吉死後からの忍......
鬼平犯科帳〈20〉 (文春文庫)
この本が、どうしても特別な一冊になってしまうのは、理由がある。第七話「寺尾の治兵衛」の中で、鬼平の科白にこんな下りがある。「……そのとき審判をつとめられたのは無外流の名人・秋山小兵衛先生で……」安永......
無頼の絵師―公事宿事件書留帳〈11〉 (幻冬舎文庫)
人気シリーズだけあって、作品が短く端的にまとまっていて読みやすいです。しかし、なんというか読後感が軽い。どれもプロローグがとても謎めいていて読者をひっぱり、つい読まされてしまうのですが、いずれも事件......
邪宗<交代寄合伊那衆異聞> (講談社文庫)
幕臣である藤之助が幕府の決まりに逆らっている隠れきりしたんを無条件で助けるのは、おかしいし、同じ幕臣であるきりしたん狩りの役人を平然と撃ったり斬ったりするのも、おかしい。ただ漠然と戦うのではなく、心......
凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)
うぽっぽ同心十手綴りシリーズの4冊目。本書では時代設定も安永年間から約30年後と明確になり、著者の江戸の町の構想が筆に伝わるようになった。描写が細かくなり、風情が今まで以上に感じられる。濫作時代小......
無言殺剣 妖気の山路 (中公文庫)
前作を読み、年内に続編が出ればいいな、と思っていたら もう書店に並んでました。謎が少しずつ明かされながら えっ、ここで 終わりぃ〜 つづきが待ち遠しくなりました。...
東京裁判への道(上) (講談社選書メチエ)
『朝日ジャーナル』に連載された文章に加筆されたものと聞くと東京裁判史観を打破せよという人々から相手にされそうもないが、著者は新発見の一次資料である尋問調書を丹念に当って冷静に東京裁判の前史を描いてい......
柳生雨月抄
モスラや大蛸のような巨大怪獣や、 怪人蠍男もオスカル様も、なんでも有りの妖術大戦話だが、 敵が朝鮮妖術師なので、朝鮮の歴史の説明が退屈だが、 日本史のトピックの陰には、朝鮮の陰謀があったという、 こ......
長州の天皇征伐
細かい所はさておき、この本に書かれていることが大筋で事実だとすれば 安重根を英雄視している韓国が歴史認識について日本に言うとき もしかして本当はこの事(天皇暗殺)を言ってたりするんだけれど それに対......
異聞本能寺
信長をめぐる小説は多いが、近江守護佐々木承禎を主人公にして、信長への最後の賭けを果敢に挑んだ姿を描いている。伊賀・甲賀の総力を集め、本願寺、将軍職などを巻き込む闘争は、本能寺における承禎の機略によっ......
新撰組捕物帖----源さんの事件簿
しかし最近どうして時代小説の面白い作品は、女流作家によるものばかりなのでしょうか。平岩弓枝さんは大御所なので別格でしょうが、宇江佐真理、宮部みゆき、北原亜以子 諸田玲子、杉本章子、松井今朝子に本作品......
無事、これ名馬
『たろちゃん』という7歳になる武家の子息から「男にして下さい!」と頼まれる火消しの頭取とその家族のお話です。宇江佐真理さんの作品らしく人が人を想う気持ちは白黒つけられなくってせつなくって何度かホロリ......
柳生薔薇剣
荒山世界における三大要素、「朝鮮・柳生・妖術」を フォーマットとする作品の3作目でアリマス。 そして、人よ、驚くなかれ。 なんと、ここに至って、遂に日本人ヒロインが登場するのであります。......
ミッドウェイの刺客
ヨークタウンに魚雷を発射する時の描写は素晴らしく 手に汗握りました。 一糸乱れぬ戦闘指揮。部下達の艦長への信頼。 良い作品でした。 これが好きな人は、同氏の「雷撃深度十九.五」もいいですよ。期待して......
観光都市 江戸の誕生 (新潮新書)
主に江戸時代後期の史料を題材に取り上げて、観光地としての江戸の実態を分かりやすく書いた本です。 現在の日本では、京都のように他地域から観光に来てお金を落としてもらい、地元の人は地元の観光地を余り知ら......
暴走刑事vs広島やくざ
もう読んでいて物凄く面白かったです。戦後のやくざと刑事の関係がリアルに書かれており人情あふれる物語でした。昔はやはり古き好き時代だったんですね。今の時代昭和20〜30年代のようなことをもし刑事がやっ......
たば風
幕末の探検家最上徳内を描いた小説ということで、買ってみました。 短編六作品の内、最上徳内を扱っているのは「錦衣帰郷」だけでしたが、他の作品も、すごく良いです。 実は宇江佐真理という作家、ぜんぜん知り......
倭国神話の謎 - 天津神・国津神の来歴 (講談社選書メチエ)
魅力ある仮説を不快な語り口で断定する本(この著者は常にそうである)。古事記と日本書紀を丁寧に読み直すことにより、神話の重層構造を解きほぐしてゆく。着眼点は素晴しいものも多く、全体の構成も悪くない。悪......
サラン 哀しみを越えて
この作品を評するのはなかなか難儀でアリマス。 6つある短編のうち、5つまでは柳生の「や」の字も、 妖術の「よ」の字も見当たらない、なんというか、 「韓流ブームに乗ってみました」と言ってみても......
むこうだんばら亭
銚子に流れ着いてここから先はない人々を描いた短編集。今までの乙川作品の中で最高の出来ではないか。文章にも台詞にも全く無駄がない。すべて必要で不要な言葉は何一つない。今これほどの内容の作品を書ける作家......
天馬、翔ける 上
ちょっと珍しいツーショットって感じですね。それぞれ別々に書かれた小説はありますがこの二人を題材にした小説は無かったと思います。特に興味深いのは北条政子です。いかにも伊豆の田舎者っといった表現でかかれ......
天馬、翔ける 下
屋島、壇ノ浦で平家を滅ぼした義経を待ち受けていたのは後白河法皇と兄頼朝に挟まれた苦悩の毎日。また静御前との関係。とそれまで順調にきた自分自身の生活が一変し苦悩にあえぐ様子をすばらしいタッチで描いてお......
浅田次郎 新選組読本
「壬生義士伝」は傑作でした。「新撰組」を、新たな視点で切り込んだことについては、「壬生義士伝」のレビューでも書きました。 でも、そこから、この本に至ってしまうとなると、ちょいと調子に乗りすぎじゃ......
憂き世店 松前藩士物語
松前藩士の相田総八郎は移封のため浪人となり、妻なみと江戸・ 神田三河町の徳兵衛店に移り住みます。 復領、帰藩をひたすら信じ、総八郎は大工仕事などに努めます。 やがてなみは総八郎の子を生み・・・。 ......
赤穂浪士〈上巻〉 (新潮文庫)
緻密な考証と揺るぎない筆致で、歴史群像を描かせれば今なお巨星と言える筆者の「忠臣蔵」。期待しないわけにはいきません。そしてその期待は裏切られません。 「忠臣蔵」としての解釈は、執筆当時としては当然......
赤穂浪士〈下巻〉 (新潮文庫)
物語は、周知の結末に向けて徐々に流れを速め、クライマックスの討ち入りに向けて滔々と流れていきます。 その流れを導いていた内蔵助はほぼ流されることなく屹立し続けますが(あと天真爛漫な堀部安兵衛など)......
地蔵橋の女 (隠密廻り無明情話)
世の中何が悪で何が善なのか、つくづく考えさせられるのがこの本である。 この時代は「不倫」をすると打ち首であったらしい。その法を現代に持ってきたら、どのくらいの人が残れるだろうか・・・・と、意地悪く考......
権兵衛はまだか くらがり同心裁許帳9 (ベスト時代文庫)
短編連作集。本作は4編収録。あと味のよい時代小説だと思う。 八代将軍吉宗の時代、南町奉行所の同心角野忠兵衛が主公。その役職は「永尋書留役」(ながたずねかきとめやく)。どんな仕事かといえばいわゆる迷......
野望〈上〉―信濃戦雲録 第1部 (祥伝社文庫)
井沢元彦の歴史観に惹かれてこの本を買うと、正直戸惑うと思います。 非常に内容のしっかりとした歴史小説だからです。 面白いのは、「逆説の日本史」の中では、井沢氏は武田信玄をして「天下統一 と言うよう......
野望〈下〉―信濃戦雲録 第1部 (祥伝社文庫)
小笠原攻めから駿河制圧までを描く。 山本勘助が天才的に描かれすぎていないだろうか。 井沢氏は『天皇になろうとした将軍』で日本史の中で戦略家というのは、楠木正成、信長、秀吉、家康ぐらいだと書いているが......
孤剣乱斬―闇を斬る (徳間文庫)
シリーズを読み終わっみて、 面白く無くはなかったけれど、面白かった!!とも言いがたい読後感でした。 この巻にきての、かの人との立会いが…なんだかなぁっていう気もしました。 必要だったのだろうか?と......
中原の虹 第二巻
西太后と光緒帝の最期。 相変わらず結構面白い。 ========= 戦では死を怖れた者から死ぬのだ。 西太后 「どこの国でも、世界地図の中心は自分の国。つまり、地球はおのおのの国の主観と利欲によ......
早川秀秋の悲劇 (双葉文庫)
関ヶ原の合戦における裏切り行為により歴史的にあまり評判がよくない小早川秀秋の関ヶ原の合戦後の岡山藩主としての短い2年間の晩年を中心に描いた珍しい作品です。裏切り者という汚名からくる精神的な疲労から徐......
お不動さん絹蔵捕物帖 (カッパ・ノベルス)
笹沢先生の本をはじめて読んだんですが、結構面白かったです。 江戸という時代と、時代にあった事件が起きて、それを主人公の絹蔵が解決していくんですけれども、一話一話の導入というか事件の生が自然で読みやす......
柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈3〉激闘篇 (集英社文庫)
柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢、の最終篇。続々と梁山泊へ好漢が集まり、繰り広げられる様々な物語。多くの登場人物の好漢ひとりひとりが魅力的で、新たな好漢が登場するのが楽しみでもあり、物語の展開からも......
柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈2〉疾風篇 (集英社文庫)
風雲篇を読んだ人は、疾風篇に登場する好漢達が繰り広げる物語に、さらに惹き込まれていくと思う。梁山泊へと名立たる好漢達が集まりはじめ、好漢達の魅力と物語の面白さが増してくる。新たな好漢が登場するのが......
柴錬水滸伝 われら梁山泊の好漢〈1〉風雲篇 (集英社文庫)
水滸伝を知っている人は多いと思う。物語も十分面白いが、柴錬水滸伝は、登場する好漢が一癖も二癖もあり魅力的だ。本編は史進にはじまり、様々な好漢が物語を展開していく。好漢の人間くささに惹かれる。 カ......
三国志―柴錬痛快文庫 (講談社文庫)
『三国志演義』を全て通読するのが大儀だという人たちに、是非ともオススメなのが、この「柴錬三国志」。もちろん、著者の味付けした「三国志物語」でしかナイとはいえ、痛快なること、この上なし。 後漢末、麻......
由井正雪―柴錬痛快文 (講談社文庫)
徳川の世が治まりつつある時代に、”天下”の主になることを望む。誰もが逃げたくなるようなことに平然と挑戦した男。人間にとっての”夢”の持ち方の大切さを改めて感じました。最後には、失敗に終わるものの、......
柴錬剣豪譚 剣鬼宮本無三四 (講談社文庫)
剣の道に入り,剣に命を懸けた男達.彼らは剣豪と呼ばれたが,むしろその凄まじさは剣鬼という言葉がふさわしい.柴錬らしい鬼気迫る独特のタッチで剣のすごさ,恐ろしさをぐずりと胸に突き刺される思いがする本で......
宮本武蔵―決闘者〈1〉 (集英社文庫)
この作品は。吉川英治版と読み比べるとより面白さが倍増します。 精神修養としての武者修行を行う武蔵にたいし、徹底的にリアルを追求したアンチテーゼの決定版。 この武蔵にあるのは、幼くして両親を殺害され......
宮本武蔵―決闘者〈2〉 (集英社文庫)
武蔵の戦いかたのすさまじさを文で見事に描いている。特に一乗寺下がり松の決闘のおもしろさは予想以上だった。ただ、残念な事に哲学とかになってしまうと吉川英治さんにはかなり劣る。ただ、武蔵の決闘を楽しみた......
宮本武蔵―決闘者〈3〉 (集英社文庫)
なかだるみも少なく楽しく読めると思います。決闘の場面も多く充実しています。しかし一方で真実と違いすぎてがっかりする部分もあります。またこの文庫は程ほどの大きさで一番いいと思います。中だるみがほとんど......
続・会津士魂〈2〉幻の共和国 (集英社文庫)
会津士魂を読み始めるまでは、戊辰戦争・明治初期のことをよく知らなかった。函館・五稜郭で戦争があったことは知っていたが、その経緯・結末等はこの本を読んで初めて知った。日付が克明に記されているため、榎本......
新選組 原田左之助―残映 (人物文庫)
早乙女貢氏の佐之助をはじめとした新選組や会津、幕府方の人々に対する愛情、愛着をとても感じます。あくまでも武士であろうとした近藤や土方のように、之助が江戸っ子であろうとしたかの如く描かれています。著者......
千姫狂乱
私はこの時代の本を読んだのは初めてなのですが、すっきりと読むことができました。千姫が主人公なのですが、秀頼や淀、お国などいろいろな人物が出てきます。とても内容もつまっており、たくさんの人物の関係がお......
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